【筑紫地区夏季ソフトテニス交流大会】7月11日(日)

筑前大会に勝ち上がった5校と那北の計6校で、総当たりのリーグ戦を行いました。

3年生が団体として出場する最後の大会で、これまでの集大成となるよう、「チームで戦う」ことを今まで以上に感じながらコートに立ちました。

初戦は学業院中と対戦し、惜しくも1対2で負けました。2試合目の春日野中には、3対0で勝ち、次の平野中には、1対2で負けました。4試合目の那珂川南中には、接戦の末、2対1で勝つことができました。最後の筑山中には3対0で勝ち、結果は3勝2敗となりました。4勝1敗の平野中が優勝、次は3校が3勝2敗で並びましたが、得失点差で、那北が準優勝となりました。

【結果】

対 学業院 1-②で負け、 対 春日野 ③-0で勝ち、 対 平野 1-②で負け

対 那珂川南 ②-1で勝ち、 対 筑山 ③-0で勝ち  (3勝2敗)

優勝は逃してしまいましたが、チーム全員で、準優勝という素晴らしい結果を残してくれました。今まで練習してきたことを信じ、粘り強くラリーしたり、強気で攻めたり、また、緊張や不安でうまくいかない場面があったり、良いところも弱いところも含めて那北らしい団体戦だったと思います。どんなに苦しい場面でも諦めず、最後までボールを追いかけ、コートに立つ選手もベンチで応援する選手も互いに声を掛け合い、チームで戦う姿に、本当に感動しました。また、3年生の清々しい笑顔がとても素敵でした。

「このメンバーで中体連に出場することができていたら…」と考えると、正直、悔しい気持ちもあります。しかし、同時に、3年生が作り上げてきたチームが、いかに周りの人から応援される素晴らしいチームになっていたかを実感することもできました。他校の先生方や選手からたくさん声をかけていただき、応援していただきました。今大会も、「那北の3年生に団体戦の機会をつくりたい」という趣旨に筑紫区の先生方が賛同してくださり、開催することができました。参加校を制限せざるを得ず、6校での開催となりましたが、温かい応援を頂いたことに感謝しています。また、会場には行くことができませんでしたが、1・2年生も雨の後のコートの水抜きや球拾い、声出しなどで3年生を一生懸命サポートしてくれました。

【令和3年度 中体連大会】6月26日~7月28日

《 筑紫地区大会 》

団体戦(6月26日)

3年生2名、2年生2名、1年生2名で参加しました。

「3年生を筑前大会につなぎたい」という一心で精一杯プレーしましたが、惜しくも予選で2敗し、敗退となりました。

【結果】対 筑紫野南 1-②  対 春日東 1-②  予選リーグ敗退

3年生の2人は、仲間の思いを背負いながら、急遽出場することになった1・2年生をサポートし、最後まで一生懸命戦いました。出場した2名も、出場できなかった6名も、それぞれが苦しかったと思います。2年生は、今まで一緒に練習してきた先輩達の姿を見ているからこそ、3年生の想いを痛いほど感じていたと思います。1年生の2人は、初めての試合が中体連という大きな舞台となってしまいましたが、一生懸命声を出し、またサーブ・レシーブのミスも少なく、よく頑張りました。2試合目は1ゲーム取ることもできました。出場した6名全員、想像を絶するプレッシャーの中、力の限りよく頑張ってくれたと思います。

個人戦(6月27日)

坂口・多良木ペアで出場しました。

計110ペアによるトーナメント方式で、上位11ペアが筑前大会出場となります。

前日の団体戦での悔しさをバネに、苦しい場面でも決して諦めず、最後まで攻め続け、見事3位で筑前大会出場を決めました。

【結果】(シードのため2回戦より出場)

2回戦 対 二日市 ③-1、3回戦 対 学業院 ③-1、

4回戦(筑前決めのみ7ゲーム) 対 春日南 ④―2、準々決勝 対 平野 ③―2、

準決勝 対 那珂川南 0-③、3位決定戦 対 春日西 ③-0

《 筑前大会(7月18日) 》

地区予選を勝ち抜いた24ペアがリーグ・トーナメント方式で試合を行い、上位6ペアが県大会出場となります。

坂口・多良木ペアの予選リーグ1試合目は、粕屋東中のペアと対戦しました。初戦の緊張もあり、序盤はミスの多い展開で、ゲームカウント0-3の2-3まで追い込まれました。しかし、何とかそのピンチを脱し、接戦の末、ファイナル⑦-1で勝つことができました。2試合目は気持ちの余裕も感じられ、自由ヶ丘中のペアに④-1で勝ち、リーグを1位で抜けることができました。県大会出場をかけたトーナメント1回戦は、筑山中の1番手との対戦でした。長いラリーが続く、息を呑むような試合展開でしたが、見事④-2で勝ち、県大会出場を決めました。準決勝は新宮中の2番手に1-④で負け、3位決定戦では新宮中の1番手に1-④で負けました。筑前大会4位という素晴らしい結果を残し、県大会へとつないでくれたことに本当に感動しました。

《 福岡県大会 個人戦(7月28日) 》

県内の各地区から勝ち上がった32ペアによるトーナメント方式で行われました。1回戦は北九州市を1位で勝ち上がった尾倉中のペアと対戦しました。1ゲーム目は3-0からの5連続失点でゲームを落としてしまいましたが、その後は落ち着いたプレーができ、センターを攻めて前衛が決める、攻めの試合展開を見せてくれました。結果、④―1で1回戦を突破することができました。2回戦は福岡県の優勝常連校である吉富中のペアと対戦しました。コース、スピード、チャンスボールの決定力、どれをとっても技術の高いペアでした。しかし、坂口・多良木ペアも負けず劣らず攻め続け、見応えのあるラリーで接戦となりましたが、惜しくも1-④で負けました。彼らの成長を感じられる、集大成としてふさわしい試合だったと思います。苦しい状況からスタートした中体連大会でしたが、一つ一つの試合に全身全霊で臨み、福岡県ベスト16という優秀な成績を収めました。最後まで本当によく頑張りました。

【最後に】

昨年の夏に新チームが始動し、「チームで県大会」を目標に掲げました。これまで、幾度となく壁にぶつかり、時には諦めそうになったり、挫けそうになったり、逃げ出したくなったりしたことも数え切れないほどあったと思います。しかし、苦しいときも、きついときも、互いに励まし支え合い、目標を再確認し、もう一度立ち上がる力に変えて頑張ってきました。一つ一つ乗り越える度に、「このメンバーで」「このチームで」県を目指したいという気持ちが大きくなっていったように感じます。

3年生8名は、代替大会後もこれまで同様に、全員揃って平日も土日も真剣に練習や試合に臨み、仲間のために、チームのために、できることを考えて取り組んできました。大会を勝ち上がっていった坂口・多良木ペアの頑張りはもちろんですが、何としても2人を勝ち上がらせようと、最後まで一緒に戦ってくれた6人の支えはとても偉大でした。実際、筑紫区大会、筑前大会、県大会と、「個人戦」ではありましたが、試合中はこれまでにないほど「チーム」を感じました。大会の応援に行けなかった1・2年生も、毎日の練習で精一杯3年生をサポートし、試合へと送り出してくれました。

県大会の団体戦に出場することはできませんでしたが、目標の「チームで県大会」は十分に達成できたと思います。本当に素晴らしいチームになりました。たくさんの感動をありがとう。3年生のみなさん、今までよく頑張ってきました。これからは、それぞれの進路に向けて、新たな目標を掲げ、目標達成のために惜しまず努力してくれることを期待しています。

保護者の皆様、今年度は無観客の大会も多く、生徒の頑張りを直接見て頂く機会が少なかったこと、申し訳なく思います。また、ご心配をおかけすることも多々あったと思いますが、これまでの活動へのご理解と温かいご支援に心より感謝いたします。今後とも那北男子ソフトテニス部を応援よろしくお願い致します。