先日(9/24、9/25の二日間)、PTA本部役員とIT推進委員会代表が熊本復興支援のための視察研修に行ってきました。

初日目

午前中に福岡を発った一行8名(PTA本部役員7名とIT推進委員会1名)は、昼過ぎに熊本市立錦ケ丘中学校に到着。
そもそも今回の交流は、那珂川北中学校と錦ケ丘中学校の今後の「目に見える復興支援」を具体的にどのように進めていくのかということを主眼に置いたもので、現地に行かないとわからない、現地の人の声を聞かないとわからないということで計画されたものでした。
PTA本部役員は事前の打ち合わせでも、「相手の気持ちに立つというのはどういうことなのか」ということを話し合っていたこともあり、役員の中には最初の一声ですら普通に出せない人もいました。

PTA本部役員Sさんの話

視察に行く前、「何を話せばいいのだろうか?」「何と声をかければいいのだろうか?」と思っていました。少し緊張して錦ケ丘中学校に着き、車を降りたら生徒たちに「こんにちは」と声をかけられて緊張がほぐれました。

クリアファイルの贈呈

学校に入ると、最初に校長室に招かれ、互いの自己紹介の後、復興支援グッズのクリアファイル1100枚を贈呈。このクリアファイルひとつひとつには、那珂川北中学校生徒からのメッセージカードが入っています。
那珂川北中学校 PTAの熊本視察研修

サッカー部の生徒の生徒達と懇談

サッカー部との懇談は、錦ケ丘中学校のPTAの方に企画していただいていたもので、昼食も一緒にということでした。
時間は昼をすぎていましたので、生徒たちもかなりおなかがすいていたかと思います。
那珂川北中一行は生徒達が集まっている音楽室に通されました。

錦ケ丘中学校でサッカー部との懇談 – Spherical Image – RICOH THETA


※錦ケ丘中学校の生徒の保護者の方から、生徒たちの写真掲載の了解を得ていませんので、ぼかしを入れさせていただいています。

PTA本部役員Eさんの話

最初は錦ケ丘中学校の現状を把握しなくてはと思っていました。しかし最初に話をした那珂川北中PTAメンバーは現状などを聞かずに自己紹介の後に福岡の印象を聞いたところ、生徒たちの雰囲気が少し和んだ感じがあり、錦ケ丘中学校の現状を聞かなくて良かったと思いました。
こういうときは、楽しくなる方向に持っていった方が良いのだなと感じました。

PTA本部役員Kさんの話

サッカー部の生徒たちのしゃんとした聞き姿、校内を案内してもらっている時に出会う生徒たちの挨拶、感心しました。

PTA本部役員の自己紹介、そして色々な質問などのキャッチボールを終えた後、昼食が始まりました。
昼食は錦ケ丘中学校の保護者の方に用意をして頂いた食事です。これはなんと、震災後に皆が食べていた非常食と同じものでした。

「同じ釜の飯を食う」という言葉がありますが、校長先生や教頭先生をはじめ、錦ケ丘中学校の保護者、そしてサッカー部の生徒たちと同じ食事をしたことで、まずは那珂川北中一行も錦ケ丘中学校の方々と、ひとまず食事だけは同じ立ち位置に立ったように感じました。
ちなみに、この非常食は「アルファ米」というものなのですが、普通においしくいただける食事でした。錦ケ丘中学校も避難場所として使われていたそうなのですが、そこに食糧支援が届くまではこの食事をしたそうです。

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