7月7日(水)9時から11時まで、那珂川市教育委員会の指導主事4名が来校し、「学力向上ヒアリング」が行われました。これは、那珂川市内における中学生の学力が長く低迷していたため、授業を参観したり学力向上の取組について説明を聞いたりして、市教委が各学校へ指導助言を行うものです。今では、こういった市教委の取組や各中学校の取組もあって、那珂川市内中学校の学力は随分向上しています。本校においても、2・3年生は筑紫地区の上位に位置しています。1年生についても、これから鍛えていきたいと思います。

市教委の指導主事の皆さんは、まずは授業の様子(オンライン朝の会の様子も)を参観され、その後本校研究主任の三浦先生から「本校の実態」や「取組の成果と課題」等について説明を聞いた後、協議を行っていきました。市教委の皆さんからの指導助言は、おおよそ以下のとおりでした。

  • 「やっていることがわかる」「成果が上がっているのがわかる」「子どもの様子が変わっているのがわかる」という感想を持った。これを継続してほしい。また、どこか教員の研修会等で取組を発表してほしい。
  • 中学生には、夏休みにタブレットを自宅へ持ち帰らせ、ICTの適切な活用を工夫してほしい。
  • 学力向上の取組、体力向上の取組、キャリア教育の取組が、卒がなく隙なく張り巡らされたような取組になっている。
  • 理論的な根拠をもって取り組んでいる点、生徒会も取組に参加している点がすばらしい。
  • オンラインにもいち早く対応してもらっている。トライandエラーで失敗もあるかも知れないが、ICT活用にチャレンジしていってほしい。
  • 10数年前に本校の授業参観に来たときには、生徒の様子や校内環境について大丈夫か?と心配したことを思い出す。今では落ち着いた学習がなされており、叱咤・激励・励ましの言葉がたくさん掲示されている。通学バッグの入れ方まできちんとしており、どのクラスに入っても学級の環境が整えられている。
  • 取組に対する分析と課題に対する対策がきちんとなされ、取組に対する根拠があるので子どもたちの意識も変わると思う。
  • 部活動の活性化や学校行事の充実なども含め、包括的な取組が学力向上につながっている。点数だけでなく、目に見えない力もきっとアップしていると感じる。

明日からは、学級閉鎖の対象となったクラスの生徒等が登校してきます。休校や学級閉鎖等で遅れた学習面を、今後夏休み期間中に行う授業やサマースクールで取り返していきたいと思います。