県大会に出場するために
文責 ソフトボール部顧問 佐藤茂史
先週非常事態宣言が解除され、今週からは分散登校で授業も始まり、来週25日からはいよいよ学校が再開されます。25日からは部活動も許可され、いよいよグランドで練習も始まります。約三カ月間春休みを除いて練習できなかった分、県大会出場という目標へ向けて頑張ろうと思っていたことでしょう。先週は「個人練習の取り組み表」を渡しましたが、目標のために努力した人も多かったと思います。
しかしながら、新聞報道などでもありましたが、全国中体連大会や九州中体連大会が中止になりました。そして、残念ながら、「中体連県大会」および「中体連筑前大会」が中止となりました。筑紫区大会は検討中ですが、目標としていた大会がなくなったことは悔しくてたまりません。東京オリンピックも延期となり、高校総体など中体連以外の大会も中止が相次ぐなかで、「感染拡大を防ぎ命を守ることを最優先」という考えは致し方ないと思いますが、新人戦が終わってから夏の中体連大会へ向けて臨時休校が始まるまで出渕先生と一生懸命練習してきた皆さん、特に最後の中体連大会となる三年生の気持ちを思うとやりきれない思いでいっぱいです。しかし、目標へ向けて努力した過程やソフトボールが好きという気持ちは絶対に無駄にはなりません。まだ筑紫区大会が残っています。新たな目標を設定しましょう!そして、グランドでソフトボールができる喜びや楽しさを、また25日からみんなで感じながらボールを握りましょう!
東京五輪・パラリンピックの延期が決まった際に日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長はこう言って選手たちを励ましたそうです。「腐らず、諦めず、もう1回、自分自身を奮い立たせ、すべてを前向きにチャレンジしてほしい」。東西冷戦時代の1980年、日本選手団はモスクワ五輪をボイコットし、当時柔道の日本代表に選ばれていた山下会長も悔し涙を流したそうです。山下会長はその精神で4年後のロサンゼルス五輪で柔道男子無差別級で見事金メダルを獲得しました。
当初の目標と志を忘れずに練習を続ければ次の舞台が必ず待っています。がんばりましょう!