JA筑前に、コミュニティそよかぜフェスタでの野菜販売をお願いしたのは10月20日の「朝倉市災害農業ボランティア活動」でしたが、そしてこの最初のきっかけは、松崎先生の夏休みのボランティア活動でした。
松崎先生は、他の中学校の生徒会と夏休みに行ったボンティア活動の中で「そよかぜフェスタで朝倉の野菜を販売したら那珂川北中での復興支援になるのではないか」と思いつかれたそうです。
その後、PTA本部にも呼びかけ、このことを実現させるべく、次回はPTA会長も共にボランティア活動を行い、野菜販売の交渉をしようと9月15日に現地に行く計画をしました。
9月15日当日、朝から小雨が降っていました。ボランティア活動が行われるのかがわかりませんでしたので、とりあえず現場に向かいました。しかし雨も強くなり、結局活動はあえなく中止となりました。
雨ぐらいでめげてしまっては、ボランティア活動も、復興支援の野菜販売もできなくなってしまうということから、再度日時を調整しました。
そして10月20日、ようやく朝倉に再度訪れることができ、ボランティア活動を行うことができました。
その日は松崎先生をはじめ、衛藤PTA会長、小林先生、菅原先生の合計4名で朝倉を訪れ、柿の果樹園の土手の補修作業を行いました。
ご存知の通り、杷木は柿の名産地ですが、多くの果樹園では昨年の豪雨災害で深刻な被害を受けていました。柿の木が流される農家も多く、果樹園の土手は写真のように荒れ地になっていました。
そもそも復興支援の作業はマンパワーが大事なのですが、4人は率先して作業を行い無事終了しました。
そして計画をしている野菜販売の交渉です。ボランティア活動の窓口は同じJAでしたが野菜販売は異なる部署でしたが、ボランティア窓口のスタッフが販売窓口の方とやり取りをしてくださり、野菜販売の件を快諾していただきました。
このような経緯で、「第15回 コミュニティそよかぜフェスタ」で朝倉の野菜販売を行うことが正式に決定しました。
範を示すことができた先生方は、さっそく生徒会にボランティア活動のこと、野菜販売のことを話したところ、生徒会も率先して手伝うことになり、さっそくポスターを作成し、フェスタでの野菜販売ブースも確保することになりました。当日販売をするのは生徒会の生徒たちです。
熊本地震の際に始まった北中の復興支援。しかし最初に関わった保護者や先生方、そして生徒たち、それぞれが年毎に変わっていくことで、この復興支援もなかなかスムーズに進んでいませんでした。しかしこの野菜販売をきっかけに次へとつなぐことができればと考えています。
また、那珂川北中学校の生徒会は、学内では「いじめ撲滅」「見て見ぬ振りをしない」「そうじをきちんとする」などの自分たちの身の回りのことの活動を行っていますが、この復興支援の活動を通して、多くの人と関わり、そして人のぬくもりを感じることで、校内活動にもさらに力が入っていくことをPTA本部も先生方も強く期待しています。
当日は一人でも多くの来場者が朝倉のおいしい野菜を買っていただくという行為は、大きな復興支援につながります。また同時に、今後の北中生徒の様々な活動を後押しすることにもつながります。
当日は是非野菜販売ブースに足をお運びください。