本年1月21日、RKB毎日放送の「今日感テレビ」で那珂川北中学校剣道部女子が取材を受けました。その映像が手に入りましたので紹介いたします。
テレビ放送を見逃した方、ぜひご覧ください。
読売新聞に「廃部寸前だった剣道部が日本一になった」と報道されたのをきっかけにRKB毎日放送より取材を受けました。
新聞記事では「那珂川町の那珂川北中学校剣道部女子が、全国の強豪校が集う「内閣総理大臣杯授与 第32回若鷲旗剣道大会」で優勝した。指導経験が豊富な教諭2人が、廃部寸前だった部を再建してわずか3年目で、日本一の座に駆け上がった。」と紹介されました。
那珂川町はもともと剣道が盛んだったのですが、那珂川中学校から分離した2004年の開校当初、那珂川北中学校の剣道部は強かったものの、その後低迷。廃部も検討されていました。ところが2012年の春、剣道の指導で実績のある矢野元教頭先生、小林先生が着任し、剣道部を再建し日本一に輝きました。
テレビ番組取材の中では剣道部女子の代表の熊谷さんは、優勝につながったものは「最後まであきらめないことと、団結力だと思います」。大会では、逆転優勝だったことについて、「中堅の私が負けてしまいましたが副将と大将の二人が二本ずつ取ってきてくれ勝つことができました。本当に感謝でいっぱいでした。」と語りました。
顧問の小林先生は、優勝につながったのは「各道場の先生をはじめ、練成会などでお世話になった学校や先生方、色んな方の支えがあったからだと思っております。また生徒たちも最後までよく頑張りました。」と語りました。
更に取材では、タイヤ打ちというユニークな練習方法も紹介されました。タイヤ打ちとは、姿勢を崩さずに打ちを強くすることができる練習です。練習は毎日の朝練ですこしずつやっているということです。
小林先生は廃部の危機からの再建については「最初は部員がほとんどいませんでした。経験者や初心者が少しずつ入って、ゼロからスタートをしてやっとここまでこれたということです。」また、「剣道のみならず、普段の生活面とか礼儀面に気を付けました。また色んな学校に合同稽古などでお世話になって、育てていただいたかなぁと思っています。」と語りました。
また取材では、この大会のもう一つの目玉である、剣道の試合以外の態度も採点する部門で、礼儀作法でも最優秀校にも選ばれたことも紹介されました。那珂川北中学校剣道部女子は、普段からの礼儀作法については日ごろから「気持ちの良い挨拶と笑顔」を心掛けているそうです。
小林先生は更に「きついことでもあきらめずに取り組もう、ということと、色んな人に感謝して生活をしようということは常に言っております」と語りました。
部員は剣道を選んだ理由として、「剣道は礼儀や人間形成など、人間にとって必要なものが兼ね備えられていると思います。今、やっていてよかったなぁと思っています。剣道が好きです。」と語りました。また今後の目標については「中体連でも全国制覇を果たしたい」と抱負を述べました。