「部活動で成果を得るために」 校長:古澤裕二

2014年度本校卒業生の藤井菜々子さんが、今年9月に開催される世界陸上「20km競歩」に出場します。本校在学中も、陸上部の長距離選手として活躍していたそうです。先日、校舎に懸垂幕を設置し、校内放送を通じて全校生徒への周知したところです。夏の中体連・各種コンクールが始まり、大会を控えている選手には、先輩の偉業に負けないように是非最後まで全力を尽くしてほしいと思います。また、保護者の皆様には、車出しや熱い声援をよろしくお願いいたします。
さて、部活動で成果を得るためには何が大切なのでしょうか? 福岡大学女子バレー部を率います米沢利広監督(スポーツ科学部教授)は、女子バレー部のスローガンとして「裏を鍛えると表が輝く」という言葉を掲げています。日常生活での「大きな声で挨拶」「明るい笑顔」「きまりの厳守」「整理・整頓」「感謝」など、一見プレーに関係ない「裏」の部分を鍛えると、プレーにもよい傾向が現れ、結果として成果が出て「表」の部分が輝くという意味です。
長年、様々な指導を試みて、たどり着いた結論は選手の日常生活をきちんとさせるということでした。この方針で、米沢監督はチームを全日本大学選手権準優勝に導きました。よく考えてみれば、同じ一人の人間がやることですから、「裏(=日常生活)」がいい加減だと、プレーにもついついそのいい加減さが出て、「表(=大会結果)」でもよい成績を収めることができません。他の人に「勝つ」ことを目指すなら、まずは己のいい加減さや弱さに「克つ」ことが大切であり、それは日常生活から始まっているわけです。本校の部活動生にも、是非ともこの点を理解してほしいと思います。すでに、本校では、部活動生の意識改革に向けて、各部長と校長との面談を行ったり、部長会や部活動生集会を何度も行ったりしてきました。
最近、長時間練習によるケガや練習効率の悪さ、教員の長時間勤務といった部活動におけるマイナス面ばかりがクローズアップされる傾向があります。しかし、部活動によって進路を切り開いていこうと考えている生徒もいますし、部活動で培われた人間性や精神力等は社会に出た後も大いに役立ちます。また、部活動が学校全体へ与える影響は大であり、部活動の活性化は、すなわち学校の活性化でもあるのです。今後も、合理的な練習に努めていくとともに、生徒や保護者、顧問の三者の共通理解のもと、部活動の活性化に努めて参りますのでよろしくお願いいたします。

6月 体力測定

6月4・5・6日に体力測定を行いました。今年も那珂川市体育指導員の一田さん、御幡さん、百田さんにご協力いただきました。

1男 2男 3男 1女 2女 3女
握力 47.4 50.1 46.4 48.5 49.6 46.0
上体起こし 50.5 54.1 59.4 53.8 49.6 54.1
長座体前屈 50.9 53.2 48.9 51.5 50.2 46.6
反復横跳び 48.2 53.1 47.0 49.9 52.1 49.9
20mシャトルラン 49.0 50.3 49.5 51.6 51.4 50.8
50m走 46.4 48.1 45.7 46.5 48.4 50.3
立ち幅跳び 46.5 50.4 49.8 52.2 53.4 51.9
ハンドボール投げ 50.5 47.7 45.2 46.6 47.2 49.0

例年課題は、握力・50m 走・ハンドボール投げなので、体育の時間に補強運動をして高めていきます。

6月4日 暴力団排除教育

「福岡県暴力団排除条例」
に基づき、青少年が暴力団の被害に遭わないようにするため、中学校や高校で暴力団排除教育が行われています。当日は、福岡県県警本部暴力団対策部から2人の講師がお見えになり、暴力団の怖さやその勧誘の仕方、被害を避ける方法等についてお話しいただきました。生徒たちは、真剣な表情で聞いていました。

6月7日 中体連等選手激励会

中体連大会やコンクール等に向けて6月7日に激励会を行いました。
どの部活もチームの決意を固めるとともに,一生懸命戦うことを誓いました。学校の代表として、ここまで頑張ってきた自分自身のために、悔いの残らない試合・コンクールがで
きるように願っています。
終わったときに、チームメートや家族に「感謝」が言えるように、また、今まで以上に何事にも頑張れる人になってほしいいものです。

6月23日までの結果 中体連

女子卓球個人戦は地区大会予選敗退
男子卓球個人戦は地区大会予選敗退


那珂川北中学校 学校だより