保護者の皆様へ

校長    古澤 裕二
PTA会長 衞藤 政博

向寒の候、皆様におかれましては益々ご健勝のことと拝察いたします。
さて、SNSに関してはこれまでも様々な問題が指摘されていますが、先日起こった事件においてもSNSがきっかけとなっています。その事件とは、ニュース等でご存じと思いますが、今月17日から行方不明だった大阪市住吉区の小学6年の女の子が24日に無事保護され、誘拐容疑で栃木県に住む35歳の男が逮捕された事件です。容疑者の男は、今月10日ごろ、SNSを通じて女の子と知り合い、女の子の自宅近くの公園に誘い出し、栃木県まで連れ去っています。
このSNSとは、「ソーシャルネットワーキングサービス」の略で、インターネット上でさまざまな人と交流することができるサービスの総称です。具体的には以下のようなものです。

  • 中高生に人気があるのは、TikTok(ティックトック)、MixChannel(ミックスチャンネル)、YouTube(ユーチューブ)、SNOW(スノー)、Snapchat(スナップチャット)、Twitter(ツイッター)、Instagram(インスタグラム)等です。
  • 中高生にはそれほど人気はないものの、定番なのがFacebook(フェースブック)です。
  • LINE(ライン)もSNSの一つで、特定のメンバー同士のみでメッセージや情報を共有する「クローズなSNS」と言えます。
  • そのほか、オンラインゲームのチャット機能、ブログや掲示板サイトも含まれ、大きな括りで言えばどこまでをSNSとするかは難しい状況です。

総務省の平成29年の調査では、13歳~19歳のインターネット利用率は約97%で、スマートフォンの保有率が約80%となっています。また、同じ年齢層のSNSの利用者の割合は90%以上とも言われ、複数のSNSを使っているケースが多いというのが現状です。
そこで、ご家庭におかれましては、先日の誘拐事件等の犯罪等に巻き込まれることがないように、お子さんへのSNS利用に関する注意喚起を徹底していただくようにお願いします。その際、ニュース等をもとに「SNSでこんなことをすると、こんなトラブルに巻き込まれる」と、ふだんから「SNSに関する犯罪やトラブル」を話題にお子さんとの会話の時間をとっていただければ幸いです。

※裏面に、総務省「インターネット利用におけるトラブル事例集」を掲載していますので、お子さんと話をするうえで参考にしてください。


那珂川北中学校 SNS利用に関する注意喚起のお願い