12月15日(月)の4時間目、そよかぜ学級2年生の国語で中島先生の研究授業が行われました。

 単元は古文の「平家物語」で、那須与一が船の上の扇を射たことで有名な「扇の的」を古文ですらすら読めることが目標でした。

 生徒はこれまでに「扇の的」の内容を学習しており、今回は班で分担して全文を読む時間でした。授業の最初は有名な「祇園精舎の鐘の声~」を読んで、平家物語の世界に入ったのち、「扇の的」自分たちの班が読む場所のどこを特に工夫すれば、臨場感のある読み方になるか考え、班で工夫する内容を確認しながら練習を繰り返しました。そのあとは、班ごとに前に立って、みんなの前で工夫した部分を意識しながら発表しました。古文は歴史的仮名遣いで書かれており、ひらがなをそのまま読めばよいわけではありません。そんな文章でも練習の成果を発揮して、最後まで正しく読み終えることができました。発表の後は班ごとに良かった点を評価し合って、全員が正しく読むことをがんばることができたと確認しました。

 今回の授業では個人個人でさらに細かい目標を立てていたので、授業で自分が意識することがはっきりしていて、生徒たちのモチベーションも高かったです。最後には参観していた1年部の茨先生からも称賛してもらえました。生徒全員のがんばりがわかる授業でした。