【筑前地区中体連】
7月15日、16日に筑前大会がありました。
15日(土)は団体戦が行われました。各地区大会を勝ち抜いた16校によるトーナメントです。1回戦で粕屋東中学校と対戦しました。1試合目は立ち上がりが悪く、1ゲーム目を0-4で落としてしまいました。しかし、その後は落ち着きを取り戻し、ほぼノーミスで、④―1で勝ちました。2試合目は、チャンスの場面もありましたが、流れをつかむことができず、0-4で負けました。1勝1敗で、3番勝負となりました。後衛のラリーが続き、緊張感のあふれる試合でした。ゲームカウント0-2から1ゲーム取り返したものの、デュースを取りきれずにゲームカウント1-3。5ゲーム目はスタートからミスが続き0-3。逆マッチを握られてしまいました。しかし、その後、連続ポイントを取り、何度目かのデュースで見事ゲームを取りました。ゲームカウント2-3まで追いつき、あと一歩というところでしたが、あと1点がなかなか取れず、惜しくも負けてしまいました。結果は初戦敗退。目標の県大会には届きませんでしたが、どの試合も1点1点に真剣に向き合い、3年生の粘り強く戦う姿勢がとても印象的でした。
16日(日)は個人戦が行われ、那北からは筑紫地区を勝ち上がった田中・森田ペアが出場しました。3ペアで予選リーグを行い、1位のみがトーナメントに上がります。予選1試合目は、平野中のペアと対戦しました。とても落ち着いたプレーができ、1stサーブもよく入りました。④-0で勝ち、良いスタートとなりました。2試合目は、第1シードの新宮中のペアと対戦でした。序盤から強気で攻め、相手前衛を打ち抜くプレーで得点を重ねました。かなりの接戦となり、デュースまで追いつくものの、あと1点をなかなか取らせてもらえず、ゲームカウント0-3となりました。しかし、4ゲーム目も攻めの姿勢を貫き、ついにデュースからゲームを取ることができました。5ゲーム目もラリーが続き、デュースが繰り返されました。両者が攻め合う、とても盛り上がるゲームでしたが、惜しくも負けてしまいました。
この大会をもって、3年生は引退となりました。これまで、暑い日も、寒い日も、大きな壁にぶつかったときも、決して諦めず、投げ出さず、仲間と共に励まし合いながら、辛抱強くテニスに向き合い頑張ってきたことが、粘り強く戦うチームの姿につながっていたと思います。1試合でコートに立つのは2人ですが、1点1点を同じ気持ちで喜び、悔しがる仲間の姿も、彼らが目指していたチームの姿になっていたと思います。
ここまでの道のりは、楽しいことよりも苦しいことのほうが多かったもしれません。しかし、その一つ一つを乗り越えて、強く、逞しく成長したことを感じられる筑前大会でした。これからは、それぞれの進路目標に向かって、また頑張ってくれると期待しています。また、保護者のみなさまを始め、これまで温かく見守り、サポートしていただいたみなさん、ありがとうございました。新チームも応援よろしくお願いいたします。