7月14日(水)の5,6時間目に2年生は食育講演会を実施しました。

本来は、全学年で実施する予定でしたが、コロナウイルス感染拡大予防の観点から人数を減らしての実施といたしました。

講師には、九州大学大学院農学研究員助教で、農学博士の佐藤剛史先生をお招きしました。そして、「人の心も育む食」という演題で講演していただきました。

話を貫くテーマとして「食べることは生きること」という命の尊さや、食事がお腹を満たすためだけのものではなく、心を満たすための大切な行為であるということを具体例を交えながらわかりやすく説明していただきました。

食と犯罪との関係や、食と学力、食事を自分で作れるようになる必要性など興味深いお話をしていただきました。

特に印象深かったのは、「今ここに私たちが生きていることは当たり前じゃない」と「食と生のどちらかをおろそかにしても、どちらも成り立たなくなってしまう」という言葉でした。

そして、最後には質疑応答もしていただき、和やかなムードでありながらも話を真剣に聴く様子が見られました。

生徒の感想の中には、「改めて、命の大切さや親への感謝の気持ちを持つこと」、「自分の食生活を自分で切り開いていこう」 という決心を固めるような感想がいくつも見られました。