本日(6/1)、福岡女学院において元宇宙飛行士のジョン・A・マクブライド氏による講演があり、那珂川北中学校からも3年生生徒が参加させていただきました。
この講演には北中の他、春日中学校、福岡市南区の三宅中学校からの生徒も参加しておりました。
今回公園が行われた場所は福岡女学院のチャペルで、いつもはパイプオルガンの演奏中に生徒たちが入場することになっているそうです。
それにならって今回もパイプオルガンの演奏が行われました。
講演に先立って福岡女学院の校長先生が「こんにちは」と声をかけたのですが、北中をはじめとする中学生が大きな声で「こんにちは」と返すと会場はざわめきました。
というのも、福岡女学院は女子だけの中学、高校であるため男子生徒の声を日頃から聞いていなかったためなのですが、会場を揺るがすような野太い男子生徒の元気な「こんにちは」から講演はスタートしました。
講演では最初に、世界初の宇宙飛行士の話から始まり、その後のご自身の体験を踏まえた訓練の話などもありました。
飛行機が急上昇して急降下する時にわずかにできる無重力状態で訓練をした話など、非常に興味深い話が続きます。
またなかなか普通は聞くことのないトイレ事情などの話もありました。
その他、写真や動画を使った宇宙飛行士たちの活躍の様子の紹介もありました。
また公演中、宇宙飛行士になるために必要なのは「勉強!勉強!勉強!」と何度も日本語で連呼されておりました。
将来、火星探査に参加した生徒たちがそのクルーの一員になるのを期待して講演を終わりました。
最後に質問の時間をいただき、各学校の代表より質問をしました。
那珂川北中学校の生徒は
「UFOの存在を信じますか?」という面白い質問をしたところ、
「私は見たことが無いけど、存在の可能性はあるよね。だってこんなに宇宙は広いんだから。」
と回答をいただきました。
宇宙飛行士になることなんて、とても遠いとこにあるように感じていた参加者一人一人が、マクブライド氏の講演を通して身近に感じるようになったのでないでしょうか。
かなり刺激的な講演でした。
最後に各学校へプレゼントをいただきました。
講演者プロフィール
名前:Jon A. Mcbride氏(ジョン・A・マクブライド)
宇宙飛履歴
1984年10月5日~13日(合計197時間)
スペースシャトル・チャレンジャー
経歴
1965年 海軍航空飛行士に任命
1971年 航空宇宙工学学位取得
1976年 エドワード空軍基地に勤務
1978年 NASA宇宙飛行士に任命
1989年 NASAとアメリカ空軍を退官、フライングイーグル社経営最高責任者、ウェストバージニア州労働党議長などを歴任
現在 NASA宇宙飛行士会会長を務める傍ら、ケネディ・スペースセンターのAstronaut Encounterメンバーとして、NASAの活動や宇宙体験についてのプレゼンテーションを行なっている。
(日本旅行の講演紹介の資料より)