3月11日に卒業した3年生を迎えて、「卒業を祝う会」を実施しました。3年生が引退して、改めて感じた3年生の存在の大きさ、「先輩としてチームを引っ張る」ということの大変さと責任・・・1・2年生は、新チームがスタートしてから色々なことに気づきました。憧れの先輩方への感謝の気持ちを込めて、企画・準備を進めてきました。

午前中は、開会式からスタートしました。しばらく基本練習を行い、その後、卒業生チーム 対 現役チームの団体戦を行いました。引退後は、ラケットを鉛筆に持ち替えて頑張っていた3年生、実に8ヶ月ぶりの「部活」です。さすがに、体も動かないだろうと思っていたのですが・・・2対1で、卒業生チームの勝ち!でした。技術的に上手いことはもちろんですが、「チーム」で戦う3年生は強かったです。ベンチからの声かけが選手を盛り上げ、コートに立つ選手は「2人で一本!」の展開を作りました。そして、ペアの調子が下がっていると感じた時には、その分をカバーして・・・やはり、3年生のチーム力は素晴らしかったです。その後は、1・2年生のペアが3年生に申し込む形で、時間いっぱい試合をしてもらいました。試合後は先輩から的確なアドバイスをもらい、1・2年生はとても嬉しそうでした。午後からは、前衛、後衛、学年などの枠を超え、クジで決まったペアでトーナメント戦を行いました。コートに立つ4人全員が後衛という試合があったり、1年生ペアvs県大会ベスト16ペアの対戦があったり、いつもの試合とは異なる、和やかな雰囲気でのトーナメント戦が開催され、みんなとても楽しそうでした。

8ヶ月ぶりに集まった3年生の、後輩たちにかけてくれる言葉や、会話の中で出てくる言葉からは、彼らの成長がよく伝わりました。叶えることはできませんでしたが、夏の中体連で「チームで県大会」を目標に、できること全てを尽くして頑張ってきたこと、引退してからもそれぞれの進路に向けて、最後まで目標を貫いて頑張ったこと、その積み重ねが3年生を強くしたのだと感じました。1・2年生の現役チームも、3年生の背中に早く追いつき、自分達らしい「チーム」をつくっていってくれることを期待しています。

3年生のみなさん、これからの人生、「頑張ったこと全てが報われる」とは言えませんが、どんなときでも自分の目指す方向を見失わず、一歩ずつ前に進んでいってほしいと思います。一生懸命な人の周りには、必ず力を貸してくれる仲間がいることも忘れないでくださいね。素晴らしいチームの姿を後輩たちにみせてくれてありがとう。これからも応援しています。