昨日(2/4)の錦ケ丘中学校との交流の様子が2紙の新聞で紹介されました。
一つは西日本新聞、もう一つは毎日新聞です。
交流会は最初から最後まで二社の記者に取材していただきました。
こちらでは毎日新聞の記事全文を紹介します。

PTA会長の母校 熊本・錦ケ丘中

那珂川北中訪れ 交流

地震支援に感謝〝福興〟へともに歩もう

熊本地震で被災した熊本市東区の錦ケ丘中のPTAや生徒代表ら12人が4日、那珂川町の那珂川北中を訪れ交流した。北中のPTA会長が錦ケ丘出身だったということから北中挙げて復興を応援する取り組みをしており「今後も交流を続け、お互いの良い面を伸ばしていこう」と誓った。

北中PTA会長の本田修慶(のぶよし)さん(50)は、実家が被害を受け両親を一時呼び寄せ、妻の実家は全壊した。会長になった昨年4月のPTA総会で、生徒会が復興を呼びかけたのを機に立ち上がった。くまもんグッズを販売して収益を送ろうとの話になったが、体育館の立て替えが必要になった母校の支援までは言い出せなかった。そこへ、役員から「どうせ贈るなら会長の母校を支援しよう」との話になった。涙が出た。
7月に利用許諾を得て、Tシャツ、エコバック、クリアファイル、うちわを作り、北中ホームページで注文を受け付ける体制を整えた。9月末に第1弾として北中生徒全員のメッセージを入れたクリアファイルを錦ケ丘中に届け交流した。
4日は錦ケ丘中からPTA5人、生徒会役員4人、教員3人が来訪。北中の12人との生徒会交流では質問を出し合った。「震災を経験し大切に思ったことは?」に「地域の人をたくさん知っていれば、もっと連携が取れたのでは」「電気、水道が止まって初めて貴重なものだと思った」の答えが返った。
生徒会から募金約6万8000円、PTAから「時を共有しよう」と時計が贈られた。錦ケ丘中の惠濃(えのう)善郎PTA会長(40)は「心から感謝します。助け合い、福を興すフッコウを目指したい」と述べた。応援グッズは北中ホームページから誰でも購入できる。